
【実践では】全てのインジケーターや法則、理論は、
「信じて、その局面まで待つ」ことが絶対のルールです。
テクニカル講座|移動平均線
(Moving Average)
最もポピュラーな指標です。
私のトレードでは移動平均線が生命線です。
簡単な指標ですが、その優位性を理解して使いましょう。
移動平均線とは?
過去の一定期間の終値の平均を線で結んだもの。価格のノイズをならし、現在のトレンド方向と強さを視覚化します。
主な2種類(SMA / EMA)
- SMA(Simple Moving Average|単純移動平均)
指定期間の終値合計を期間で割った平均。
特徴: なめらかでダマシが少ない/反応はやや遅い。 - EMA(Exponential Moving Average|指数移動平均)
直近の値動きに大きな比重を与える平均。
特徴: ローソク足に近く素早く反応/ノイズの影響も受けやすい。
期間設定の考え方
よく使われる目安:5・10・15・20・21・25・75・200
期間に正解はありません。捉えたいトレンドの長さに合わせて決め、その期間前提でロジックを組むのがコツです。
自分が捉えたいトレンドの期間で使うのが良いでしょう。
基本の読み方(超重要)
- 価格がMAの上…買い優勢(ロング優位)
- 価格がMAの下…売り優勢(ショート優位)
- MAの角度…傾きが強いほどトレンドが強い(横ばいならレンジ)
サポレジとして機能
移動平均線は動く支持線・抵抗線として機能しやすく、価格がタッチした場面は
「押し目/戻り目」「反発/割れ」の判断ポイントになります。
移動平均線一つで、買い・売り・レンジの判別まで可能。
実戦での使い分け(補足)
- 短期の勢いを掴む: EMA(例:EMA20)
- 中期の基準線: SMA(例:SMA50, 75)
- 長期の大局観: SMA200(上なら上昇相場、下なら下降相場を意識)
チェックリスト(最短で使う)
- 価格はMAの上か下か?(方向)
- MAの角度は?(強い/弱い/横ばい)
- MAにタッチ/割れで押し目・戻り目を判断
ワンポイント:短期EMAでエントリーのきっかけを掴み、SMA50/200で大局に逆らっていないかを確認すると、
「速さ」と「安定」のバランスが取りやすくなります。
「速さ」と「安定」のバランスが取りやすくなります。